ドライアイ
ドライアイの治療について
涙の質と量のバランスが“目の健康”を守ります
ドライアイは、目の表面をうるおす涙が不足したり、涙の質が低下することにより、目の不快な症状が現れる病気です。
現代では、スマートフォンやパソコンの長時間使用、コンタクトレンズ、エアコン環境などが原因で、小学生から高齢の方まで、幅広い年代で増加しています。
主な症状
- 目が乾く、ゴロゴロする
- 涙が出やすい(かえって目がうるむ)
- 目が疲れやすい
- 視界がかすむ、ぼやける
- まぶしく感じる
- コンタクトが合わない感じがする
- 目に違和感があるけれど、はっきりとした原因がわからない
これらの症状がある方は、ドライアイの可能性があります。放っておくと角膜や結膜に傷がつき、視力にも影響することがありますので、早めの受診をおすすめします。
年齢・ライフスタイルごとに異なる原因
子ども・学生
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- ゲーム・スマホ・タブレットの長時間使用
- 瞬きが少ない(集中しすぎて)
働く世代
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- パソコン・スマートフォン作業
- コンタクトレンズの長時間使用
- 睡眠不足やストレス
ご高齢の方
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- 涙の分泌機能の低下
- 服薬(高血圧、アレルギー、睡眠薬など)による副作用
長井眼科で行うドライアイの診断と治療
長井眼科では、日本眼科学会認定眼科専門医・医学博士としての経験と、精密な検査機器を活かして、ドライアイの原因を正確に診断し、患者さま一人ひとりに合った治療を行っています。
主な検査内容
- 涙の量や質のチェック(シルマー検査・BUT検査など)
- 角膜・結膜の状態を観察
- まばたきの状態や眼瞼の機能の確認
主な治療法
点眼薬
- 涙の量や質を補う目薬を使用します。保湿タイプ、炎症を抑えるタイプ、ムチン分泌を促すタイプなどを使い分けます。
涙点プラグ治療
(必要な方のみ)- 涙が鼻に流れ出る通り道(涙点)をシリコン製の小さな栓でふさぎ、目にとどまる涙の量を増やします。違和感が少なく、比較的安全な処置です。
生活習慣の見直し
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- 作業時の画面の位置調整(目線をやや下に)
- 1時間に1回のまばたき休憩
- 加湿や目の温めによる環境改善 など
お子さまにはわかりやすく、保護者の方には家庭でできる対策も丁寧にご案内します。
院長からのメッセージ
ドライアイは、「乾くだけ」の病気ではありません。原因や症状は人それぞれで、放っておくと視力や生活の質にも大きく関わります。 長井眼科では、お子さまからご高齢の方まで、一人ひとりの目に合ったやさしい治療を大切にしています。 「ちょっとした違和感」でも、お気軽にご相談ください。